パリ6区、サンジェルマン・デ・プレ。
いつも多くの人で賑わうこの街に、私がCA時代からフライトのたびに訪れていた場所があります。
それは、パリ最古の歴史を持つサンジェルマン・デ・プレ教会。
一歩足を踏み入れると、外の喧騒が嘘のような静寂と、ひんやりとした空気に包まれます。
ここで長年、体験したことを書き記してみました。
歴史を重ねた光が教えてくれる「再生」の力
教会の扉を開けると、外の喧騒とは別世界のような静けさに包まれます。
うす暗く、ひんやりとした空気。
ロマネスク様式の重厚な壁に囲まれた聖堂を進むと、奥にあるステンドグラスから差し込む光に、ふと引き寄せられます。
外観はロマネスク様式なのに、ゴシック建築を象徴するステンドグラス。
ヨーロッパでは、よくあることです。
幾度もの侵攻や災害に見舞われながら、そのたびに修復を重ねてきたことがわかります。
傷ついても立ち上がる「再生」のエネルギーでしょうか。気持ちがとてもしなやかにチャージされていきます。
この古びた奥行きのある光は、長い時の経過のなかで、訪ねた人たちの抱えるどんな思いを照らしてきたのでしょうか。
その光の中に身を置くと、自分が思っている以上に疲れていたことに気づかされます。

私たちが「光」に癒される理由(量子力学の視点)
私たちの日常は、感情のジェットコースター。一喜一憂に振り回され、気づけば心が疲れ切っていることもあります。
そんなとき、
自分を取り戻せる「オアシス」のような場所はありますか。
サンジェルマン・デ・プレ教会のような空間にいると、心が満たされるのは、どうしてなのでしょう。
なぜ、私たちは光を見るだけで心が満たされるのでしょうか?
その理由は、私たちの身体の仕組みにあるのかもしれません。
私たちは光の粒でできている?
近年、量子力学に関心を持つ人が増えてきました。
物理学の世界では、光の最小単位である「フォトン(光子)」が注目されています。
最新の研究(バイオフォトン理論)によると、
私たちの身体の細胞からも、目に見えないほど微弱な光が放たれていることがわかっているのです。
ミクロの視点で見れば、私たちは一種の「光のエネルギー体」であるとも言えます。
なぜ環境から影響を受けるのか
フォトンは固有の「波(振動)」を持っています。
量子力学的な視点では、同じような波(周波数)は互いに響き合う(共鳴する)という性質があります。
私たちが環境から影響を受けやすいのは、外側の光と内側の光が共鳴し合っているからかもしれません。
もしこのように、私たちの根源が「光」だとしたら…
光とつながることで癒やしを感じるのは、とても自然なことだと思うのです。
日常で取り入れてみる
どんな光の中で日常を過ごすか。
それは、思っている以上に大切なことです。
朝日をしっかり浴びる

太陽の力強いエネルギー(フォトン)が、私たちの細胞を活性化させる。
夜はキャンドルの光を

揺れる炎には「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムがあります。私たちの乱れた波を本来の波に整えてくれます。
一日の終わりに、
心を静かにクールダウンさせる時間として、取り入れたい光です。
最後に
日々の忙しさで自分の「光」が弱まっていると感じたときは、意識的に心地よい光に触れてみてください。
光の質を意識するだけで、私たちの日常は驚くほど変化します。今の自分には、どんな光が必要なのでしょう。
外側の光と共鳴することで、内側にある本来のバランスが、静かな波とともに、整い始めます。


