「人のために」と願う人が、なぜ最初の一歩を踏み出せないのか?


「人のためになることをしたい」
「誰かの役に立ちたい」
そう願う人は、本当に多いです。

その想いは確かにあるのに、
なぜか、一歩が踏み出せない…

そんな人が多いのも現実です。

私自身、かつてはその「動けない」状態に深くはまってしまった一人です。

しかし今、少し異なる視点から、その「動けなさ」の正体が見えてきたように思います。

「人のためになる仕事をしたい」と思うのに動けない理由とは?

その強い想いの陰で、こんな気持ちはないですか?

「もっと力をつけてから」
「もっとふさわしい自分になってから」
「ちゃんと価値ある人間になってから」

これらは、「未来の完璧な自分」に整えることばかりに意識が向いている状態です。

どうして、未来にばかりに焦点を当てているの?

実は、こんな時、未来に対して怯えている自分や、今の自分を信じていない自分と向き合っています。

「足りない」「まだ足りない」と、もっともっとを繰り返す。

学びを重ねても「まだ足りない」と感じ、ひたすら学び続ける。

その結果、行動に移せないまま、ずっと同じ場所で立ち止まってしまうんです。

これが動けない正体です。

これまでの人生の中に、すでに「価値」は存在する。

「これまでの自分の人生で、発信するものなんて何もない」

それは本当ですか?

私はこう思います。

何もないと感じている人生の中に
リアルな声がある。

これは、人の心を動かす力です。

すごい成功体験でもなく、
完璧なスキルでもなく、

「今のあなたが感じていること」に、
価値があります。

私自身が動けなかった時のこと

私自身は、インプットからアウトプットへの移行が、非常に速いタイプでした。

フードコーディネータスクールで学びながら、並行して企業への企画書を書き、フリーランスとして活動をスタート。

アーユルヴェーダセラピストになった際も、資格取得後すぐに場所を探してサロンを運営。

とにかく行動が速かった私が、全く動けなくなった時期がありました。

東日本大震災の後のことです。

心が止まってしまいました。

「これまでやってきたフードプランナーとしての仕事は本当に人の役に立っているのだろうか?」

自問自答する日々が始まりました。 

友人に誘われてセミナーに参加し、自分を見つめ直す日々が続きました。

内側にある自分を深く掘り下げていく時間は、確かに素晴らしいものでした。

しかし、ずっと自分の内側を見つめ直すことばかりに終始し、沈んだままでした。

まるで湖の底にいるような感覚で、浮上しても本来の自分ではないように感じたのです。 

自分のネガティブな側面にばかり焦点を当て、それを改善することに必死になっていたのだと思います。

もちろん自分と向き合うことは非常に重要な作業です。

しかし、これがあまりにも長く続くと、いつまで経っても行動に移せなくなってしまうのだと痛感しました。

そこから私は考え方を変えてみることに。

まず、「今の自分がやれること」に意識を向けてみました。

保育園の給食業務や保育補助の仕事を開始。介護施設の厨房で、下膳や配膳の仕事も経験しました。

まず「今の自分」を差し出すということ

「人のために働きたい」という気持ちは、とても尊いものです。

しかし、理想の自分になるまで行動できないのであれば、

「人のため」という気持ちが、かえって自分を縛りつけてしまいます

だからこそ、

今の自分にあるものを、まずは差し出してみる。

  • 小さな気づき
  • 日々のちょっとした工夫
  • 自分がもらって嬉しかった言葉

そういったものを、少しだけ、人にシェアすることから始めてみてください。

完璧を目指さず、一歩を踏み出す

「人のために」という思いは、
行動を起こした自分にフィットしてくるものだと私は考えています。

まずは、「完璧な何か」を目指すのではなく、

今の自分が信じていることを、1つでいいから差し出してみる。

「10の学び」よりも「1の体験」で、
たとえ失敗をしたとしても、それを語れる人になったほうがいい。

それが、あなたの「発信力」となり、あなた自身の軸になっていきます。

あなたにとっての「まずの一歩」は何でしょうか?

自分が今出来る事、
私は今もこれを続けています。

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思いはあるのに「動けない」、

そんな「葛藤」に潜む思い込みやパターンに気づくことができます。

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