「人のためになることをしたい」
「誰かの役に立ちたい」
そう願う人は、本当に多いと思います。
そして、その想いがあるのに、なぜか一歩が踏み出せない人も、とても多い。
私自身も、かつてその「動けなさ」の中に、深くはまっていた一人です。
私はもともと、インプットからアウトプットへの切り替えが早いタイプでした。
フードコーディネータースクールで学びながら、企業への企画書を書き、フリーランスとして活動。
アーユルヴェーダセラピストになったときも、資格取得後すぐに場所を探し、サロンを始めました。
行動は、いつもスピーディ。
そんな私が、まったく動けなくなった時期があります。
東日本大震災のあとでした。
世の中の一部が崩れ、
これまで信じていたものが、
音を立てて揺らいでいく感覚。
私の仕事状況も変化し、不安の中で、自分に問いかける日々が続きました。
友人に誘われてセミナーに参加し、
自分の内側を見つめる時間が増えていきます。
その時間は、希望と怖れが同時に存在していて、まるで湖の底に沈んでいるような感覚でした。
心ではアクセルを踏んでいるのに、
同時に、強くブレーキをかけている。
そこにあったのは、「葛藤」でした。
私は、自分の中で繰り返してしまう
思い癖やパターンが、どこから来ているのかを探り続けました。
これを長くやりすぎると、人はいつまでも動けなくなります。潜在的にその流れを知っていたのか、焦りもありました。
ある日、ふと気づいたのです。
「今の自分は、ダメな部分を修復しないと次に進めない、という言い訳をしている」と。
完璧な自分になるまで、動かなくていい理由を、自分で用意していたのです。
そのとき私がやったのは、
とても小さなことでした。
「今の自分にできること」を、
紙に書き出してみたのです。
そこに意識を向けてみました。
保育園での給食業務。保育補助の仕事。
介護施設の厨房での配膳や下膳。
決して「理想の仕事」ではありません。
でも、今の自分が動ける場所でした。
自分の内側にある「葛藤」に気づいたとき、人は、自然と動き始めます。
後に私は、平屋の一軒家を借りて、アーユルヴェーダサロンを運営することになります。
心と体、そして精神のバランス。
特に「脳」の働きについて学ぶ時間は、
とても興味深いものでした。
さまざまを通して、ひとつ、確信したことがあります。
潜在意識にある葛藤は、原因に気づくだけで、力を失っていくということ。
足かせになっていたものに気づいた瞬間、人は、無理をしなくても、次の一歩へ移行していきます。
「人のために」という想いは、行動を起こした「後」に、自分にフィットしてくるものだと、私は感じています。
まず必要なのは、完璧な未来の自分になることではありません。
今の自分の中に、どんな葛藤があるのか。何が、足を止めているのか。そこに、静かに気づくこと。
それだけで、心のブレーキは、少しずつ緩んでいきます。「最初の一歩」は、
大きな決断である必要はありません。
自分の内側と対話すること。
私は、今もこれを続けています。
もし、思いはあるのに動けないと感じているなら、その奥にある「葛藤」に、
そっと目を向けてみてください。
別のアプローチとして、カードリーディングのようなツールもあります。
▼こんな選択肢もある、という参考にぜひ、お立ち寄りください。



