午前中の嫌な出来事が、午後の気分にまで引きずることってありませんか?
気持ちを切り替えたいのに、どうにも抜け出せない……。切り替えられない自分を、情けなく、自分責めが始まります。
感情コントロールの上手な人は、社会的地位、経済力、年収の高い人が多いという統計もあります。
そんな自分を手に入れたいと思いませんか?
感情を引きずると、パフォーマンスが下がる
午前中に受けたネガティブな感情やストレス。
せっかく午後にパワーナップ(短時間の仮眠)をとろうとしても、モヤモヤが残ったままです。
昼過ぎは、脳も体も疲れが出やすく、さらに午前中の嫌な出来事や会話の余韻で、思考がループしやすい時間帯です。
アーユルヴェーダでも10:00~14:00までは、ピッタ(火のエネルギー)が噴出しやすい時間帯。
昼間は感情コントロールが難しい時間帯であることを、インプットしておくことも、前準備として大事ですね。
リセット上手になるための3ステップ習慣
ステップ1|気づき、書き出し、洗い流す
「悔しい」という感情と出会った時、私は大丈夫!と言い聞かせていませんか?
大勢の前では、大丈夫と見せかけてしまうのも仕方のないことですね。
人のいないところを確保してください。
「悔しかった~、悔しかったね」と自分に寄り添います。自分の内側にある正直な感情を、受け止めることが第一段階です。
次に、悔しいという思いと同時に、反対側に必ず「本当はこうありたかった」というスイッチがあるはずです。
これが人の感情のバランスです。必ず在ります。ほとんどの場合、感情に流されているので、このスイッチに気づきません。
が、この段階では、このスイッチが「在る」ということに気づくだけでいいんです。
気づくことでバランスをとろうと、感情は中庸の位置へ移動しようとします。これが人の持つ感情の自然治癒力です。
自分の中に「悔しい」「悲しい」「頭にきた」という感情と向き合う場所には、うそがないです。
この嘘のない自分の本当の思いを認めるフィールドこそ「上質な心地よさ」があるんです。
「あ~、私は今とても正直な気持ちと向き合ってる」
➡「本当はもっと自分には実力が在ることを知ってる」
➡「悔しいってことは、そういうことなんだ、そうだった!」
湧き出る激しい感情と同じ分だけ、反対側に対極の冷静な感情が在ります。
このフィールドに慣れてきたら、「中庸」という位置に瞬時で移動することができる癖がついていきます。
思うだけがむずかしければ、紙に書いて視覚化するのもお薦めです。
紙に書く言葉は正直な気持ちです。なぜなら内側に無いものは出てこないからです。
水に溶ける紙を使えば、書いた感情を物理的に「水に流す」ことで、スッキリ感が得られます。
最後に、水を飲みましょう。
私たちの体は約70%が水でできています。なので、全てを水で洗い流す。これほど強力な浄化はないということです。
「頭にきた」「悔しい!」そんな思いに正直に向き合いながら、ゆっくりと洗い流すように。
時間経過、排泄と同時に体から消えていきます。
ステップ2|いつもと違う呼吸法
目を閉じると何が起こると思いますか?90%、現実社会から遮断されます。椅子などに座って行いましょう。
最初は残像が残りますが、目を閉じたままの状態が大事です。そこへ呼吸法を取り入れましょう。
- 吸う:4秒
- 吐く:6秒
吸うときに冷静の「青色」を意識して、鼻から吸います。吐く時は思いっきり「はあー!」っと感情とともに吐き出す。
できれば、「はあー!」っと声に出せるとベストです。周りの環境に合わせて、静かに「吐く」でも大丈夫です。
数セット繰り返し、体全体に冷静な「青」に染まるまで、頭の中でイメージするといいですよ。
裏技:切り替わらない時は“想像力で”
腹立たしい相手がいる場合、なかなか感情コントロールは難しくなりますよね。そんな時は本当に辛いです。
ここだけの、秘密のとっておき裏技です。
心の中で、あなたをモヤモヤさせた相手にそっと大きな花束を渡します。
「あなたのような人がいてくれたおかげで、私はまた一つ成長できました。ありがとう!」
と心の中で唱えてみてください。
いやいや、腹立たしい相手にそんなことなんて言えないという段階の人は、
相手の頭に、可愛い動物のかぶりものをかぶせてみてください、笑。
真剣な状況からのギャップに思わずフッと笑みがこぼれませんか?
この、想像力の力で感情を「ズラす」のがポイント。笑うことで心は緩むんです。これを活用します。
ネガティブな感情がスッと引いていくのを感じられるはず。「笑い」の効果ってあるんです。
相手を嫌いにならない努力にもつながりますね。
もちろん、このユーモアの後に、冷静に自分の言動を振り返る視点も忘れずに持ちましょうね。
ステップ3|パワーナップで脳をクールダウン
静かな場所で再び目を閉じて体を休めましょう。
無理に眠ろうとしなくて大丈夫。たった10分から15分ほど目を閉じるだけでも、脳は驚くほどクールダウンできます。
目からの情報が遮断されることで、脳の活動が落ち着き、午後の集中力回復につながるのです。
目覚めたら、軽く肩を回して体をほぐし、再び、コップ一杯の水をゆっくりと飲んでください。
※アーユルヴェーダの視点から補足:
目は「ピッタ(火のエネルギー)」の座とされ、怒りやイライラはこのピッタの過剰と深く関係しています。
そのため、目を休めるだけでも怒りの火を鎮める効果があると考えられています。
冷んやりとしたアイパッドなどで目元をクールダウンしてあげると、さらにリセット効果が高まります。
まとめ:午後を整えるゴールデンルール
午後の心の曇りは、放っておくと無意識のうちに引きずってしまいがちです。
ご紹介した3ステップ+ユーモラスな想像力の裏技などで、心と体は驚くほどスムーズに切り替わります。
忙しい現代人だからこそ、短時間で「心をリセットする力」を身につけることは有益なことです。
人は力んで大きな負荷をかけなくても、小さな力でバランスをとれる生き物なのです。
今日からぜひ、この「小さな習慣」を取り入れて、あなたの毎日をより快適で生産的なものに変えていってください。
感情リセットに役立つおすすめグッズ
私が実際に使って「これは効果あるかも!」と感じたアイテムをご紹介。
- 水に溶ける紙:
心に溜まったモヤモヤや怒りを書き出し、そのまま水に流せる不思議な紙です。流す時に何とも良い感じです。
持ち運びにも便利なので、外出先でサッと気持ちをリセットしたい時にも使えます。 - 大声を出して叫べる壺:
ストレスが爆発しそうな時、周りを気にせず思いっきり叫びたい!ありますよね。声を吸収してくれます。
自宅で手軽にストレスを発散できます。声を出す時に体も一緒に動かすと効果倍増です。 - ひんやりアイパッド:
目の疲れは、知らず知らずのうちにイライラや集中力低下につながります。
バッグに入れて携帯できますよ。 - お休み用冷感パッド:
パワーナップ効果を最大限に引き出すなら、光を遮断し、目元をクールダウンしてくれるこのパッドはおすすめ。 - 自宅でそっとセルフリーディングできるようになる講座のご紹介です。
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