「食後、どうしてこんなに眠くなるんだろう…」
仕事中や午後の大切な時間に、強い眠気に襲われて辛い。
そんな経験はありませんか?
以前、サロンのカウンセリングでも多くの人が抱える悩みでした。
私自身がこの悩みを改善するまでに至った経緯がお役に立てると嬉しいです。
結論からお伝えすると、食後の強い眠気の原因は、よく知られる「血糖値スパイク」を言われるものだけではありません。
消化活動、ホルモンの分泌、自律神経の働きなど、複数の要因が複雑に絡み合って起こると言われています。
この眠気を放置すると、集中力が低下するだけでなく、体からの大切なサインを見逃してしまう可能性もあります。
なぜ食後に眠くなるの?主な原因を解説。
食後の眠気には、以下のような複数の原因が考えられます。
消化に血液が集中するから
ご飯を食べると、体は消化のために胃腸にせっせと血液を送ります。
その分、脳に回る血液が一時的に減り、軽い酸欠状態になることがあると考えられています。
これが、食後にボーッとしたり、眠くなったりする原因の一つとも言われています。
体が「リラックスモード」に入るから
食事中は、心身を落ち着かせる「副交感神経」が優位になると言われています。
これにより、体が自然と「休んでいいよ〜」というモードに切り替わるんですね。
食後に体がポカポカして、ついウトウトしてしまうのは、この副交感神経の働きが大きく関係しています。
睡眠不足や生活リズムの乱れも関係している
もし普段から寝不足だったり、生活リズムが不規則だったりすると、食後の眠気はさらに手ごわくなります。
特に午後、ランチを食べた後は「ポストランチディップ」という、生理的な眠気のピークがやってきます。
これは誰にでも起こりやすいと予測されます。
覚醒ホルモンの減少が関係することも
食後には、私たちをシャキッとさせる「オレキシン」というホルモンの分泌が減ると言われています。
このホルモンは、少なくなると、やはり頭がぼーっとして、眠気を感じやすくなるんです。
「幸せホルモン」が「睡眠ホルモン」に変わる?
食事、特に炭水化物などを摂ることで、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が増えることがあります。
このセロトニンが、やがて睡眠を促す「メラトニン」というホルモンに変わりやすくなります。
結果的に眠気を誘発してしまうんですね。
こんなサインが出ていたら、専門家への相談も視野に
食後の強い眠気と合わせて、以下のような症状が複数当てはまる場合は、体からの何らかのサインかもしれません。
- 喉の渇きが続く
- 頻繁にトイレに行く
- 尿が泡立つことがある
- だるさや倦怠感が続く
- 急な体重の変化がある
- 強い空腹感が続く
- 集中力の低下が気になる
- 手足のしびれや痛みがある
- 感染症にかかりやすいと感じる
これらの症状が続くようであれば、一度医療機関に相談してみることをおすすめします。
体の状態を正しく把握することが、健康への第一歩です。
私自身も実感!食後の眠気対策で効果的だった方法
私も以前、食後の強烈な眠気に本当に悩んでいました。
特に白ごはんやパン、甘いデザートを食べた後は、午後の仕事が全く手につかず、生産性の低下に悩んでいたんです。
そこで、私が試して「これは効果があった!」と実感したのが、食事の摂り方と内容を工夫することでした。
- 食事の少し前に「無添加のトマトジュース」を飲む
- 白米やパンなどの糖質を控えめにし、食物繊維やタンパク質を意識した食事にする
トマトジュースは、リコピンや食物繊維が豊富に含まれており、糖の吸収を穏やかにする作用があると言われています。
これにより、食後の眠気を軽減するサポートとして、食前のトマトジュースは今も続けています。
※ただし、飲みすぎは逆効果になる可能性もあるので、1日200ml程度を目安に(なるべくお昼)摂るようにしています。
この2つの対策を実践した結果、午後の眠気が和らぎ、仕事の効率も格段に上がったと実感しています。
まとめ:食後の眠気は「体からのサイン」できることから始めよう
食後の眠気は、単なる「食べすぎ」や「疲れ」だけでなく、私たちの体からの大切なサインかもしれません。
私が実感した「トマトジュース+糖質コントロール」のような方法は、今日からでもすぐに始められる手軽な方法だと思います。
食後の眠気は、日々の生活習慣や心身のバランスを見直すきっかけかもしれません。
このサインに耳を傾け、心身のバランスを整えることの大切さを感じてみましょう。
「食後の眠気がつらくて困っている」と感じている方は、ぜひ今日の食事から意識してみてくださいね。